百枚目/KDDIの通信障害について、感じたこと、考えたこと。その2
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こんにちは。映像ディレクター兼デザイナーの清森達士です。(お仕事の詳細はWORKSから)
昨日のブログではKDDIさんの通信障害について取り上げました。
今回の件は今後はっきりとした事実が明るみに出てくると思います。
しかし、デジタルトランスフォーメーションやIoTは国や自治体も好むと好まざるとに関わらず深く関与せざるを得ない問題であり、経済的にも成長戦略の柱になってしまっています。
情報通信はその核になる技術であり、逆に言うとその安全性が守られなければ、大きな混乱は簡単に起こりうるということでもあります。
私たちはパンデミックを経験したばかりで、それは現在進行形で続いているわけですが、情報通信に深刻なダメージがあった場合、パンデミックとは比較にならない事態も起こりうると考えられます。
あらゆるモノやコトがネットに接続される時代が来るので、ITインフラへのダメージは人類が経験したことのない規模のパニックになる可能性が大きいです。
そう考えると、民間事業者に責任を押し付けることが簡単にできてしまうような、ある意味でおおらかすぎる今の形で本当に大丈夫か、大いに疑問を感じます。
民間の競争原理はそのままに、通信事業者をある程度統合、半官営化し、セキュリティにかかるコストのコントロールや基地設備の共有化など、本気で検討するべきです。
個人的には国や自治体が住民サービスとしてデバイスや高速通信環境を無償提供する社会が必要だと考えていて、実現を望んでいます。
<清森達士映像デザイン事務所は金沢東山を拠点に映像・デザインの制作を行なっています>
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