五十五枚目/柿木畠(かきのきばたけ)
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こんにちは。映像ディレクター兼デザイナーの清森達士です。
昨日写真展を観に行きましてそのことをブログに書かせていただきましたが、会場になっているカフェがある界隈は昔からよく知っている場所でしたので、今日はそのことにも触れてみようと思います。
お店があったのは柿木畠(かきのきばたけ)という町で、市役所や21世紀美術館から歩いてすぐの場所です。区画としては大きくないのですが個性的なお店が揃っていて、特に飲食店はお寿司や和食、おでんなどをはじめとする地元の名店が軒を連ねていますし、なんと言っても今はもうなくなってしまいましたが、金沢を代表する書店であるうつのみやさんの本店もありました。
金沢の人は柿木畠といえばうつのみやというイメージではないかと思います。
この柿木畠には古い石造りの用水が流れており、その涼しげな風景がとても素敵です。
金沢は用水路の町と言ってもいいほど至る所でお堀や用水を見かけるのですが、柿木畠は美術館側に結構自然が残っていて、昔の名残が感じられます。
用水は通りを一本隔てたせせらぎ通りに続いており、その通りもとても良い雰囲気ですが、やはり柿木畠の木々が生い茂っている界隈は独特の清涼感があり、とても落ち着きます。
写真展の会場になっていたミュゼさんはテナントの二階なのですが、奥側の窓から用水路沿いの緑が見え、店内のシックな雰囲気と調和して静けさに満ちていました。
是非またゆっくり時間があるときに、読みかけの本でも持って伺いたいと思います。
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