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こんにちは。映像ディレクターでデザイナーの清森達士です。
ここ数日金沢は雨混じりの肌寒い日が続いています。
暑かったり寒かったりで体調を崩しやすいと思うので、気をつけて過ごして下さい。

さて、私は春から週に一度、よろず支援拠点という経営支援のための窓口で働いています。
国が設置している公的機関でどなたでも無料でご利用いただけるのですが、普段は経営上の悩みや起業・創業に関して、デザインや映像（動画）の面で相談を受けています。
月に一度ミニセミナーと題して小さなイベントを開くことになっているのですが、今日はブランディングについてお話しさせていただきました。

基本的には事業者とユーザーが思いを共有しながら信頼関係で結ばれることがブランデングの目的だと考えています。
一方通行のメッセージは受け取ってもらえない時代になってきているので、受け手との双方向の関わりが大切だということを強調させていただきました。

ブランディングというのはロゴを作ったりパッケージをデザインすることではなく、関係性の構築です。
関係性の構築というと言葉がやや硬いですが、要するにお互いに相手を思いやれる状態を作りましょうということです。
その延長線上に必要な作業の一部として、ロゴやパッケージのデザインがあるのですが、初めからいきなりデザインをしてしまったり、好きだからという理由でビジュアルを組み立ててしまうことがあります。その結果思いや願いなど、本当に大切なものが後付けになったり、届けたい相手が分散してしまったり、様々なミスリードが起こります。これでは本末転倒ですね。
デザインという作業が「ただ見た目をセンスよく整えるもの」という誤解を受けていることが原因だと思いますが、そのことについてはまた機会を改めて書きます。

ミニセミナーは今後も月に一度程度、デザインや映像（動画）の活用などをテーマに開催する予定でいます。ご興味のある方は是非ご参加いただければ幸いです。

注）
よろず支援拠点での相談はあくまでも経営支援の一部であり通常のデザイン発注や制作依頼としてはお受けできません。
国の嘱託事業であり公的機関でもあるので利用料はかからず、様々なスキルを持った専門家が在籍しています。ぜひお気軽にご利用ください。