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    百三十六枚目/鏡花忌/金沢 映像制作 デザイン

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    こんにちは。映像ディレクターでデザイナーの清森達士です。(お仕事の詳細はWORKSから)

    今日9月7日は泉鏡花の命日です。
    亡くなったのは1939年なので、今から83年前のことになりますね。
    第二次世界大戦が始まったのがこの年の9月1日になっているので、時代の大きな節目の中で65年の生涯を閉じたとも言えます。

    今年は金沢市が主催する泉鏡花文学賞が50周年で、5年ごとに開催されている鏡花フェスティバルも様々な関連行事とともに実施される予定です。
    節目の50周年ですから、今から開催が楽しみです。
    今年は誰が選ばれるのか……ふさわしい作家は多いように思いますが、近作が評価されての受賞なので選定が難しいかもしれません。

    弊社は金沢・東山茶屋街の外れに事務所を構えていますが、東山を選んだ理由の一つに鏡花の存在があります。
    すぐお隣の主計町界隈は鏡花の生家跡地があり、作品にも出てくる、あるいはモデルになったであろう場所の宝庫ですし、東山も同じように作品中に登場します。
    鏡花はお母さんが東京の人で、自身も若い頃に上京したので関東や江戸の町人文化の影響が強いと思いますが、生まれ育った町である金沢の風土があの独特の、夢幻的な美しい世界を醸成したと言えるのではないでしょうか。

    泉鏡花は唯一無二の世界観を持つ、本当に素晴らしい作家だと思います。
    未読の方は是非、何か読みやすそうな短編を手に取ってみてください。

    <清森達士映像デザイン事務所は金沢東山を拠点に映像・デザインの制作を行なっています>

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