九十七枚目/氷室の日
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こんにちは。映像ディレクターでデザイナーの清森達士です。(お仕事の詳細はWORKSから)
今日は七月一日です。金沢では氷室まんじゅうと言って夏の定番の和菓子を食べます。
藩政期に江戸まで氷を届けていたことが起こりとなって「氷室びらき」という行事が行われており、金沢ではこの行事も夏の風物詩として愛されています。
現代に生きているとなかなか実感できませんが、江戸時代に限らず夏の氷というものは大変貴重なものだったようで、庶民はなかなか口にできず、代わりにおまんじゅうを食べる習慣が根付いたと言われています。
金沢はたくさんの和菓子屋さんがあるので店によって味が少し違うかもしれませんが、さらっとしたこし餡の酒まんじゅうが多いのではないかと思います。
氷室びらきの行事は近代に入って途絶えていたものを金沢の湯涌町が復活させたそうです。
東山も令和元年に旧町名復活で観音町が復活しましたが、古い伝統を今の世の中に戻して保存していく試みは素晴らしいと思います。
個人としても会社としても、伝統文化や環境にデザインや映像の力で貢献していきたいと思っています。
<清森達士映像デザイン事務所は金沢東山を拠点に映像・デザインの制作を行なっています>
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