七十九枚目/仲夏、季節の移ろい
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こんにちは。映像ディレクターでデザイナーの清森達士です。(お仕事の詳細はWORKSから)
ここ数日金沢では雨が降っています。5月から6月の頭にかけては連日晴れていて気温が高かったので、少しほっとしています。草木や農作物にとっても良いことだと思います。
さて、このブログでは季節の話題を多く取り上げてきました。
暦の上では初夏が終わり、仲夏(ちゅうか)と呼ばれる季節になっています。
初夏と晩夏は耳にする機会も多いと思いますが、仲夏はあまり聞きませんね。目立たない言葉だからかもしれません。
日本では夏を三つに分けて、初夏、仲夏、晩夏といいます。これを三夏(さんか)と言います。
今は二十四節気で言うと芒種(ぼうしゅ)という節にあたり、面白いことにこの芒種の初候は螳螂生(とうろうしょうず)と言います。
螳螂というのはカマキリのことで、そのまま「かまきりしょうず」と読むこともあるみたいですが、とても面白いですね。この螳螂生は七十二候の第二十五候にあたります。
カマキリは夏の風物詩のひとつと言ってもいいくらい、日本人には馴染みの深い昆虫だと思います。
なにより見た目がユニークですよね。
秋のうちに植え付けられた卵が孵るのがちょうど四月から今時期が多いようで、一、二ヶ月かけて成虫になるそうです。
入梅に先駆けて、本格的な夏の到来を予感させてくれる芒種の初候だと思います。
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