四十四枚目/玄鳥至(つばめきたる)」
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こんにちは。映像ディレクター兼デザイナーの清森達士です。
先日から燕を見かけるようになってきました。
季節を分類する言葉で七十二侯(しちじゅうにこう)というものがありますが、この中で四月四日から八日頃のことを「玄鳥至(つばめきたる)」と名付け分類しています。
まさに今頃ですが、季節ごとの名前が細かく付いているのはなんとも風流なことだと思います。
もう少し大きく分類した二十四節気(にじゅうしせっき)という考え方もあるのですが、そちらでは今は「清明」という季節です。
万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉からきているそうですが、なんとも爽やかな語幹のある、シャープな良い言葉ですね。
東山茶屋街では燕の巣を落とさずに軒先に残してある家やお店が多く、それを見るたびに街の人の愛を感じます。
もちろん茶屋街だけではなく金沢や北陸地方全体で見ても燕は大切にされているように思います。
東京では見かけることがないので、地方ならではの楽しみの一つかな、と思います。
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